土地合筆登記とは？2つの土地を一つにする？ | コラム | 宮崎県延岡市南町 延岡駅【三井土地家屋調査士事務所】

「土地を一つにまとめたい」と思った方は、合筆登記という言葉をよく耳にすると思います。
しかし、一体どんな内容なのか分かりませんよね。
そこで今回は、「合筆登記」について紹介したいと思います。

▼合筆登記とは？
複数ある土地を法律的に一つにまとめる手続きのことを「合筆登記」（ごうひつとうき）と言います。
その逆に一つの土地を分けることを「分筆登記」と言います。
つまり、一つ一つ登記されているものを一つにまとまるとも言えますね。

■どんなときにするの？（目的）
土地を一つにする理由としては、以下のような場合です。
・土地をまとめて売りたい
・相続で均等に分割するために、一回まとめたい
合筆登記する目的は、上記のように売却や相続手続きを簡略化してスムーズに行うためです。
土地を売却や相続する場合、一つの登記に対してかなりの手続きや手間が生じます。
なので、土地の登記が複数に分かれているとその分だけ手続きが必要となり、スムーズには進みません。

▼合筆登記の条件
合筆登記を行える土地と行えない土地があります。
その条件を確認しておきましょう。

■条件
・隣接していること
・地目が同一であること（土地の用途が同じ）
・地番区域が同一であること（市区町村字をまたがってはいけない）
・所有者が同じであること（または共同所有者の持分が同じ）
・所有権以外の権利の登記がないこと（ただし、抵当権・先取特権・質権の受付番号が同じであれば合筆可）

上記の条件に当てはまれば、合筆登記の手続きが行えますよ。

▼合筆登記の申請方法
1．法務局や市役所などで資料調査をする
2．現地調査
3．合筆登記の申請・手続き

大まかにこんな流れです。

■必要な書類
・土地の登記識別情報や権利書
・印鑑証明書
・委任状（土地家屋調査士や司法書士に依頼して準備してもらう）


このように様々な専門的な知識や経験が必要になるので、多少費用が掛かっても専門家に依頼した方がいいですよ。
私どもの会社にも土地家屋調査士がおりますので、ご気軽にご相談ください。